⚠️ この記事は2025年9月の訪問時の情報をもとに書いています。御朱印の授与形式・初穂料・授与時間などは変更される場合がありますので、最新情報は宮崎市観光サイトをご確認ください。

こんにちは、ぽん太Jrです。
今回も愛車のZ900RSと一緒に、宮崎の神社を巡って来ました。
前回は宮崎御朱印巡り第7弾として、断崖絶壁に抱かれた鵜戸神宮を参拝してきました。実はその帰り道、日南海岸を北上しながら「もう1か所だけ寄り道しよう」と立ち寄ったのが、今回ご紹介する木花神社です。
そして——この木花神社が、宮崎御朱印巡りシリーズの最後の参拝となりました。
青島神社で境内の案内板を読んでいたとき、木花佐久夜姫の出産の逸話があまりにも衝撃的すぎて……木花佐久夜姫が祀られているのが木花神社だと知りました。幸い続いて向かう鵜戸神宮の帰りに近くを通るので「近くを通るなら行くしかない!」と急遽ルートに追加しました。結果的にこれがシリーズのフィナーレになりました。


木花神社とは?

宮崎市南部の熊野地区、標高約40mの小高い丘の上にひっそりと佇む古社です。地名の「木花(きばな)」は、ご祭神である木花佐久夜姫(このはなさくやひめ)の名に由来するとされています。
日本神話において、この地は木花佐久夜姫が瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)と結婚し、海幸彦・山幸彦兄弟が生まれたとされる伝説の地。宮崎はヤマトタケルより前の神話の舞台が集中しており、小戸神社・江田神社・青島神社……と巡ってきた私も、まさかこんな神社まで近くにあるとは思っていませんでした。宮崎出身なのに、存在を知ったのは今回が初めてでした。
見どころ

木花佐久夜姫像
境内に佇む石像。横たわりながら優しく微笑む姿で表現されており、神話の優美さが伝わってきます。

霊泉桜川
木花佐久夜姫が三皇子を出産した際、産湯として使ったと伝わる霊泉。明治時代まで地元住民の飲料水や神事の御神水として使われてきたそうです。世阿弥の謡曲『桜川』の源泉ともいわれる、なかなか由緒ある泉です。駐車スペースのすぐ目の前にあるので、鳥居側から上がると見落とす可能性があります。要注意。

無戸室の跡(うつむろのあと)
一夜での懐妊を疑われた木花佐久夜姫が、身の潔白を証明するために出入口のない産屋(無戸室)を建て、自ら火を放ってその炎の中で三皇子を産んだという、神話の中でも屈指の激烈エピソードの舞台跡。青島神社の案内板でこれを読んだときは「え、なんで?どういう状況?」と思わず立ち止まりました。

誉ヶ丘軍人墓地
境内の奥に位置する、地域の歴史を伝える静粛な空間。軽く参拝してきました。
御祭神
| 御祭神 | 読み |
|---|---|
| 木花佐久夜姫 | このはなさくやひめ |
| 瓊瓊杵尊 | ににぎのみこと |
基本情報・アクセス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 〒889-2151 宮崎県宮崎市熊野9508 |
| 参拝時間 | 境内自由(24時間)※夜間は照明が少ないため日中推奨 |
| 御朱印授与形式 | 書き置き(セルフ形式) |
| 御朱印初穂料 | 300円(お釣り不可・小銭必須) |
| 御朱印授与時間 | 参拝時間内(日中推奨) |
| 公式サイト | 宮崎市観光サイト |
アクセス
- 宮崎ICから:バイク・車で約10分
- 宮崎市中心部(宮崎駅周辺)から:国道220号経由で約20〜25分
- 宮崎空港から:約20分
宮崎空港から国道220号を南下してそのまま日南海岸ツーリングへ向かう場合、木花神社は最初の立ち寄りスポットとして非常におすすめです。レンタルバイクでの日南ツーリングを考えている方はぜひ。
駐車場情報

まず神社への進入路が細い上に勾配がキツめ。県道からの入り口もやや分かりにくいので、徐行で慎重に入ってください。

駐車場の地面は砂利・砂がメインで斜面です。大型バイクや重量のある車体の場合、サイドスタンドが砂に沈んでバイクが倒れる可能性があります。私は2回ほど止め直しました。

正直、サイドスタンドホルダーを持ってくればよかったと思いました。
見た目より停められる台数は多くなく、バイクだけでなく車も利用するので、混雑時はそれなりに埋まる可能性があります。

また、鳥居側からではなく駐車スペースから境内へ上がると、霊泉桜川のすぐ目の前に出られます。鳥居側の石段は傾斜がキツいので、足元に自信のない方は駐車スペース側の階段を使うのがおすすめです。
ツーリング向け情報

日南海岸ツーリング(国道220号)のルート上にあるため、青島神社や鵜戸神宮とセットで立ち寄りやすいのが最大のメリットです。神社自体はコンパクトなので滞在時間も短め。日南ツーリングの「ちょい寄り」スポットとして非常に優秀です。
鵜戸神宮からのルートとしては、国道220号(日南海岸)をひたすら北上し、青島を通り過ぎてしばらく進んだ先の木花・熊野エリアから少し山側へ入ったところに木花神社があります。移動距離は約25〜30km、所要時間は約35〜45分ほど。太平洋の絶景が広がる日南海岸をそのまま走り続けられる、非常に快適なルートです。
近くには堀切峠(県道377号)のワインディングや道の駅フェニックスもあり、ツーリングルートとしての完成度は高いエリアです。
ライダー向け評価
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 道の楽しさ | ★★★★★ |
| 景色 | ★★★★★ |
| 駐車しやすさ | ★★☆☆☆ |
| 混雑の少なさ | ★★★★★ |
道と景色は日南海岸が最高なので文句なし。駐車場は砂利・砂地+細い進入路でやや難ありのため低め評価。人は少なくてとても静かです。
参拝レポート
鵜戸神宮から日南海岸を北上して
鵜戸神宮の参拝を終えて、日南海岸の国道220号を宮崎方面へ北上しながら木花神社へ向かいました。日南海岸はこのシリーズで何度も走っているお気に入りのルートで、青い海とワシントニアパームの並木が続く南国感たっぷりのロードです。鵜戸神宮あたりの断崖ゾーンを抜けると、徐々に視界が開けてきます。
鵜戸神宮から木花神社までは約25〜30km、走行時間は35〜45分ほど。青島を通り過ぎてさらに北上し、木花・熊野エリアまで来たところで山側へ折れます。ほぼ220号を走り続けるだけなので迷いにくく、太平洋の絶景を眺めながら気持ちよく移動できるルートです。
そこから山の方へ折れて木花神社へ。県道からの入り口がちょっと分かりにくく、「あれ、ここ?」とGoogleマップと格闘しながらなんとか見つけました。進入路はご多分に漏れず細くて急勾配。Z900RSの車体を気にしつつ、ゆっくりと登っていきます。
夕方の境内、正直ちょっとだけ怖い

到着したのが夕方だったこともあり……境内のロケーションが、完全にホラー映画のそれでした。

深い緑に包まれた小高い丘、薄暗くなり始めた空、誰一人いない参拝者。鳥居をくぐると石段が続くのですが、傾斜がそこそこキツく、草木が結構茂っているんですよね。「登るのにちょっとした勇気がいるな……」と思いながら、駐車スペース側の階段から境内へ上がりました。こちらの方が傾斜はマシです。
霊泉桜川と木花佐久夜姫像

駐車スペースのすぐ目の前に出てきたのが霊泉桜川。三皇子の産湯に使ったという泉で、今も静かに水を湛えています。鳥居側から来ると気づかないまま終わる可能性があるので、ここは駐車スペース側から来てよかったと思いました。

境内は決して広くはなく、こじんまりとした空間です。木花佐久夜姫像と無戸室の跡が主な見どころで、静寂に包まれた空気の中で向き合うと、神話の世界の話がぐっとリアルに感じられます。


「ここで産んだのか……炎の中で……」と、青島神宮で読んだ衝撃の逸話を思い出しながらしばし見入っていました。

境内から見下ろせる木花の畑の景色も、どこか古き良き日本を感じさせてくれます。何百年前も、何百年後も変わらない景色なんだろうな、としみじみ思いました。
誉ヶ丘軍人墓地にも立ち寄り、手を合わせたあと、最後に御朱印をいただきました。
御朱印はセルフでいただく
御朱印は拝殿に書き置きが用意されているセルフ形式です。初穂料300円をお賽銭箱に納めていただきます。日付は自分で書く必要があるので、ペンが境内に用意されています(一応ご自身でもペンを持参しておくと安心)。
御朱印情報

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 授与形式 | 書き置き(セルフ形式) |
| 初穂料 | 300円 |
| 授与時間 | 参拝時間内(日中推奨) |
| 授与場所 | 拝殿 |
※日付は自分で記入するスタイル。ペンは境内に用意あり。お釣りは出ないため小銭(300円ちょうど)を準備のこと。
まとめ
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| アクセスのしやすさ | ○ |
| 混雑具合 | ◎(非常に空いている) |
| 御朱印のもらいやすさ | ○(セルフなのでいつでも可) |
| 駐車場 | △(砂利・砂地・狭い進入路) |
| 境内の雰囲気 | ◎(静かで神秘的) |

宮崎御朱印巡りも第8弾、そしてこれが最終回です。
小戸神社からはじまり、宮崎神宮・護国神社、江田神社、霞神社、狭野神社、青島神社、鵜戸神宮……そして木花神社。振り返ってみると、有名で参拝客も多い神社をたくさん紹介してきました。そんなシリーズの最後が、誰一人いない小さな神社というのが、なんか自分らしいなと思いました。
残念ながら夏休みも終わりが近づき、そろそろ東京に戻らなければならない時期に。だから今回の宮崎御朱印巡りはここで終了です。また機会があれば、バイクで御朱印を巡る旅をしたいですね。宮崎にはまだまだ魅力的な神社がたくさんありますし。
そして今回の旅を通じて改めて実感したのが、宮崎って本当に神話の舞台だったんだなということ。案内板ひとつ読んで「木花佐久夜姫ってなんだ?」と気になって飛び込んだ木花神社で、そんなことをしみじみ感じながらシリーズを締めくくれたのは、なんだかよかったなと思います。
長い間お付き合いいただきありがとうございました。また新しい御朱印巡りが始まったら、そのときはぜひお付き合いください。



